「国際法務」がメインだとは思わなかった。10年ブランク再就職の誤算

仕事

こんにちは、10年ぶりに社会復帰した主婦です。
国際法務事務所のパートと聞くとカッコよく聞こえるかもしれませんが、リハビリのつもりで選んだはずの『事務パート』が、いつの間にか専門的な事務所の荒波に飲み込まれようとしています……。

そもそも私がこの仕事を選んだ理由は、今思えばとても現金なものでした(笑)。

「条件が最高」で、お使いやコピー取りが中心そうだったから
「法務事務所」なら安心感があるし、法律の知識も身につきそうだったから

この2つが、10年以上ブランクがある私には何より魅力的に見えたのです。

しかし人生、何が起こるかわかりません。 働き出して数ヶ月。私の周りの景色は、予想もしなかった方向へ急激に変わり始めました。

10年ぶりに手にした仕事。雇ってもらった感謝はもちろんありますが、それ以上に「これからどうしよう……」という戸惑いが膨らむ毎日です。

そもそも、私はなぜこの場所を選んだのか?

その理由は、今の悩みからは想像もつかないほど「シンプル」なものでした。

10年ぶりの仕事探し。私が求めたのは「やりがい」よりも「条件」だった

10年以上ぶりの社会復帰。

「バリバリ働く」なんて勇気はなく、私が求めていたのは「家事との両立」と「リハビリ的な雑用」のような環境。

求人票での希望条件

  • 「土日祝休み」
  • 「週3日〜短時間勤務」
  • 「バス1本で通える勤務場所」
    さらに・・・
  • 「ブランクありでもOK」
  • 「家庭との両立応援」という神条件に惹かれました

「条件がピッタリだったし、最初は雑用からゆっくり慣れたかった」というのが本音です。

カバチタレに憧れて入った法務事務所での理想と現実のギャップ!

法律に関わる場所なら、人もきちんとしてそう。

データ入力やコピー、お散歩がてらの書類提出……そんな「裏方」でいい、いや「それがいい」と思って応募した。

家庭との両立を最優先に考えた年代の切実な選択。

そして働いていくうちに法律を学んで強く生きたい!という密かな野望。

「こなす仕事」ではなく「身につく仕事」がしたかった

  • 10年のブランクを経て戻る場所は、単なる時間の切り売り(作業)だけではなく、自分の未来を助けてくれる場所にしたいと思った。

  • 自分の成長が、そのまま家族や自分の「強さ」に直結する仕事とは何か?を考えた。

法律を知っていることは、人生の「武器」になる

  • 世の中の仕組みは法律でできている。知っているのと知らないのでは、守れるものも、生き抜く力も違う。

  • 難しい世界だけど、「知恵をつけて賢く、強く生きたい」という思いもあった。

ドラマ『カバチタレ』のような「街の法律家」をイメージしていたら、……
現実は想定外の「国際法務(異世界)」のど真ん中でした。

あれ、国際法務って何ですか?

採用してくれた感謝を胸に初出勤。でも、そこで知った事務所の専門は「国際法務」。

顧客のほとんどは外国の方。外国語の書類。「コピー取りのはずが、なんだか凄い世界に来てしまった……」という震える心境。

身近な相談どころか、海を越えた法務がメインの事務所でした。
英語もわからない私。「あれ?思ってたのと違う(笑)」という正直な戸惑い。

面接の時は「最初はデーター入力がメインかな、書類を取りに行ってもらったり。法律の仕事がしたい!ということならば少しイメージと違うかもしれないけど」という話がありました。

「いえ、ブランクがありますので、入力などの事務や雑用がむしろやりたいです!」
と答え、事務所の仕事内容まで詳しく聞いていませんでした。

ホームページでは外国の方に向けての仕事をしている様子はわかっていましたが、他にも身近な手続きの仕事もあるのかと勘違いしておりました。

日本のお客様からの依頼は専門的な分野なので経歴の長い方が担当しており、
ほとんどは海外の顧客で日本で仕事がしたい方や在留したい方の依頼がメインでした。

「10年のブランクがあるんだから、どこへ行っても1から。この環境を楽しもう」 当時は、そう自分に言い聞かせて精一杯前を向いていました。

実際、これまでの数ヶ月間は、入力や外回り、コピー作業といった「サポート業務」が中心。 多少の戸惑いはあっても、私が望んでいた「裏方の事務」として、穏やかに働けていたのです。

ようやく仕事に慣れ、平穏な日々が続いていたけれど……

その平和な日々に、最近少しずつ変化が訪れています。

事務所の体制変更もあり、代表から 「今後は、より複雑で責任の重い『専門的な手続き業務』も覚えてサポート出来るようにしてほしい」 「やる気があるなら、勤務時間や曜日を増やしてもいい。無理にとは言わないけれど」という打診を受けたのです。

もともとの雇用契約は、家事の合間に働けるくらいの短時間。 「無理にとは言わない」という代表の言葉に嘘はないはずです。

でも、期待を込めたその視線が、今の私にはどうしても重く感じられてしまう。
私が望んでいた「裏方のサポート」から、一歩踏み込んだ「責任あるポジション」へ。

期待されるありがたさと、それ以上にずっしりと肩にのしかかる、言葉にできない「気の重さ」。

契約更新という節目を数ヶ月後に控えた今、私の心はかつてないほど激しく揺れ動いています。

事務の仕事は好き。でも、この専門業務はどうしても「他人事」にしか思えない。

時代の先端? 知識のアップデート? そんなキラキラした言葉では誤魔化しきれない、私の中の決定的な「拒絶反応」の正体。

今後、時間と曜日を増やすべきか、それとも「自分のペース」を死守すべきか。 期待に応えたい自分と、これ以上は無理だと叫ぶ自分。

次回、「期待が苦痛に変わる時。私が専門事務を『やりたくない』本当の理由」。 揺れ動く私の本音を、もう少し深く整理してみたいと思います。

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