15年ぶりの社会復帰で、まずは無理のない「週2〜3日の短時間勤務」を選んだお話。
「家庭と両立しやすそう」「プライベートの時間も保てそう」という最初のイメージと、実際に働いてみて分かった「想定外の現実」があることを読者に伝えます。
やってみて分かった!週2〜3日勤務の嬉しいメリット
1. 家庭・育児とのバランスが最高に良い
15年のブランクがあっても、いきなり週5日で働くより、体力的・精神的に無理なくスタートできます。
やはり主婦生活が長いと、時間軸が社会で働くスピードと違ってゆっくりになっていたり、体力がなくなっていたりする場合があります。毎朝仕事に行くための身支度をして、合間に朝の家事をして、出勤時間を気にしながら遅刻しないように家を出る。
社会人なら当たり前にしていると思われることが、慣れていないとバタバタして最初は大変に感じます。
今までは家族に朝ごはんを出したり家事をして送り出したら、一人でゆっくり休む時間があり、すぐ出なければいけない日々ではなかったはず。それなのに、遅刻しないように毎日逆算して、公共交通機関を使う場合は時間も気にしながら職場まで行く、ということを急に毎日すると疲弊してしまうと感じました。
職場に着いてからも新しい仕事を覚えていく大変さがあるので、どっと疲れてしまうより、まずは週に2〜3日から慣れていくのが良かったです。
◆ 「週2日」と「週3日」の間にある、高くて厚い壁
求人票ではよく「週2〜3日〜OK」とひとくくりに書かれていますよね。働く前の私も「1日しか違わないし、どっちでも大丈夫だろう」と軽く考えていました。
でも、実際にやってみて痛感したのです。週2日と週3日では、生活のゆとりも、心の持ちようも全く違います。正直、週3日は辛い……!
私にとって、週2日というのは「これなら何とか前向きに乗り切れる!」と思える絶妙な日数でした。
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1日目の心理: ほんの少し久しぶりの出勤になるので、新鮮な気持ちのまま、あっという間に1日が終わる感覚。
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2日目の心理: 「今日さえ頑張れば、また明日から少し長めのお休みになる!」と思えるので、精神的にもすごく頑張れる。
常にゴールが見えているからこそ、パートの時間中もしっかり集中してエネルギーを注げるのです。
ところが、これが「週3日」になった途端、景色が一変します。 たとえ間に1日お休みを挟んだとしても、休みの日に「あぁ、今週はまだあと1日、仕事があるんだ……」というプレッシャーが常に頭の片隅にこびりついて離れません。結果として、お休みの日なのに全然頭が休まらない感覚に陥ってしまいました。
15年のブランクから社会復帰した今の私にとって、心地よく両立できるベストなバランスは、間違いなく「週2日」でした。「たかが1日の違い」と甘く見ず、自分のキャパシティや暮らしのペースを最優先して、しっかり「週2日」で線を引くことの大切さを、身をもって学びました。
2. 自分の時間や「家事の仕組み」を崩さずに済む
完全に仕事一色にならず、自分の暮らしのペースを守れた安心感があります。週の半分以上が休みだからこそ、平日に以下のような充実した予定を入れられるのが本当に良かったです。
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予約が取りやすい: 子どもの病院や自分の美容室など、土日だと混んでいたり希望の予約が取れないことも、平日の休みなら余裕を持って足を運べます。
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週末を家族の時間にできる: スーパーの特売日に買い出しに行けるので、家族が揃う土日に用事だけで休みが終わってしまうことを避けられます。
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学校行事への参加: 子どもの学校行事も、わざわざ仕事を休んでいくのではなく、年間行事を見ながらシフトを入れる日を調整できるため、暮らしのペースを守る大きなメリットがありました。
【ここに注意!】実は想像以上に大変だった3つのデメリット
1.「出勤日数が少ない」からこそ、仕事を覚えるのが2倍大変
週に2〜3日の勤務だと、前回の出勤から数日空くことがよくあります。そのため、出勤するたびに「あれ、前回はどこまでやったっけ…?」と、まずは記憶を思い出すところからスタートする大変さがあります。
💡 先輩主婦の知恵:退勤前の「未来の自分への伝言メモ」
このタイムラグを乗り越えるコツは、退勤する直前の数分で「今日はここまでやった」「次の出勤時はここから始める」という内容をメモや付箋に書き、デスクやパソコンに貼っておくこと です。次の出勤時にそれがパッと目に入れば、一瞬で前回の記憶を取り戻すことができます。
また、毎日出勤している社員さんや週5日のパートさんに比べて、どうしても業務に慣れるまでに時間がかかってしまい、「早く覚えなきゃ」と焦る気持ちも生まれますよね。
💡 先輩主婦の知恵:焦りを味方に変える姿勢と、心の持ち方
周りの人も「出勤日数が少ないんだから、時間がかかるのは当たり前」と分かってくれているものです。焦る必要はありません。大切なのは、しっかりメモを取ったり、確認のために自ら質問したりと、「覚えよう、前向きに取り組もう」という姿勢を見せること。その一生懸命な姿こそが、職場の信頼に繋がります。
覚えるペースがゆっくりな分、ひとりで仕事を任せてもらえるようになるまでの期間も長くなります。しばらくは「指示されたことをやるだけ」の時間が続くかもしれませんが、そこは「今はまだ、責任が軽くて済む時期なんだ。焦らずマイペースにいこう」と、良い意味で割り切る心の余裕を持つことも、長く楽しく続けるための大切な秘訣です。
2.時給制なのに「責任の重い仕事」を求められると割に合わない
最初は「気楽なデータ入力」だと思って入社したのに、徐々に「間違いが許されない 責任ある業務」を教えられるようになったときのプレッシャーは想像以上でした。ここでは、時給は変わらないのに責任だけが重くなっていく不条理さについて、私のリアルな葛藤をお話しします。
本来、正社員とは違って時給制のパートは賃金が低く、ボーナスも出ないことがほとんどです。待遇や福利厚生の面でも、正社員に比べたら適用されないことが多くあります。(※もちろん、一定期間働いていればパートでも有給休暇はつきますが!)
だからこそ、「そのお給料や待遇に見合った簡単な仕事内容であるべき」ですし、「最終的な仕事の責任を持つのは正社員」というのが、一般的なパートのあり方のはずです。
しかし、最初は簡単な仕事内容だったはずなのに、少し経つと「これもやってもらいたいんだけど……」と、どんどん責任のある仕事が増えていくことがあります。まさに私がそうでした。
私は面接のときに、面接官の方からこう言われていたのです。
「最初はデータ入力などが中心になるから、法律の仕事がしたいという思いで来ているなら、つまらないかもしれないけれど……」
それに対して私は、「15年のブランクがあるので、まずは簡単なコピーやデータ入力、今の契約期間内はそういう雑用業務をメインにやっていきたいです」とはっきりお伝えしていました。
もちろん、仕事に慣れてくれば、いずれは別の業務をお手伝いすることもあるかもしれません。ですがそれは、「次の契約更新のタイミングで、お互いにしっかり話し合って、納得した上で決めること」だと私は思っていました。「次からはこの仕事もお願いしたいんだけど、更新する?」と聞かれるのが筋ですよね。
それなのに、まだ現在の契約期間中(更新前)であるにもかかわらず、ある日突然、職場からこう言われたのです。
「このままデータ入力ばかりをやってもらっていても、入ってもらった意味がなくなるから」
……これを聞いた瞬間、私の心の中は、 「は? え? まだ更新前ですし、面接のときの話と全然違いませんか……!?」 という戸惑いと不信感でいっぱいになりました
パートの特権は「責任が重くない分、限られた時間の中で気楽に働けること」のはず。
それなのに、お給料(時給)はそのままなのに、求めるレベルや責任だけを社員並みに引き上げられては、どうしても「これって割に合わないな……」という気持ちになってしまいますよね。
もし今、同じように「聞いていた仕事内容と違う」「パートの枠を超えた責任を押し付けられて辛い」と悩んでいる方がいたら、それはあなたの努力不足ではありません。雇用側の都合に振り回されて、心がすり減ってしまう前に、「この働き方は今の自分に見合っているかな?」と一度立ち止まって考えてみるのも、自分を守るためにはとても大切なことです。
3.職場の「変化」に追いつくのが難しい
出勤の間隔が少し空いてしまうからこそ、次に仕事に行ったときに「自分だけ後から知る情報」があったり、いつの間にか新しいルールが決まっていたり、体制が変わっていたりすることがあります。
毎日出勤している人たちにとっては、その場で少しずつ変わっていった「自然な流れ」かもしれません。でも、たまに出勤する私にとっては、まさに「浦島太郎状態」。出勤したその日に、新しく変更になったことを一気にまとめて確認して、その都度頭をアップデートして覚える必要が出てきます。
「ただでさえ前回の続きを思い出すのに必死なのに、さらに新しいルールにも追いつかなきゃいけない……」
この、周りのスピードに必死にキャッチアップする(追いつく)作業は、想像以上にエネルギーを消耗するものです。日数が少ないからこその「情報格差」にちょっぴり孤独感を感じたり、変化についていくためのプレッシャーが重なるのも、週2〜3日勤務の隠れた大変さだなと実感しました。
これから復帰するなら、どんな「条件」で探すべき?
ずっと長く勤められる職場を探さなきゃ!と思いがちですが、入ってみないと分からないのが職場の現実。だからこそ、まずは期間が決まっている契約や、自分のキャパシティをしっかり守れる条件でスタートするのが一番の「お守り」になります。
具体的には、以下のようなポイントを意識して求人を探してみるのがおすすめです。
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「3ヶ月更新」など、定期的に契約内容を見直せる仕事 最初から「長期歓迎」の言葉に縛られる必要はありません。3ヶ月などの短いスパンで契約更新がある職場なら、もし「最初の話と違う」「思っていたより責任が重くて辛い」と感じたときに、自分の意思で「今回は更新しません」と前向きに区切りをつけることができます。
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「週2日」でしっかり線を引ける職場 求人票に「週2〜3日」と書かれていたら、面接の時点で「ブランクからの復帰なので、まずは週2日(曜日固定など)で暮らしのペースを掴みたいです」とはっきり希望を伝えることが大切です。曖昧に流されて週3日になってしまうと、お休みの日まで頭が休まらなくなってしまいます。
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派遣や短期パート、在宅ワークという選択肢もアリ
もし直接雇用のパートで条件に合うものが見つからなければ、最初から「働く期間」と「業務内容」が契約でガチッと決まっている派遣を選んだり、より自分のペースを保ちやすい在宅ワーク(ブログ運営などの新しい挑戦もその一つ!)に目を向けてみるのも、主婦の新しい生き方として大いにアリだと思います。
◆ まとめ:一歩を踏み出したからこそ、見えた景色がある
15年ぶりの社会復帰。いざ飛び込んでみたら、最初は仕事を覚える大変さに焦ったり、「週3日勤務」のプレッシャーに頭が休まらなかったり、面接のときの話と違う不条理さに戸惑ったりと、本当にたくさんの葛藤がありました。
でも、実際にやってみたからこそ、私はこれからの人生の確かな軸を見つけることができました。
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今の自分にとって、パート勤務するなら心地よく両立できるベストなバランスは「週2日」なんだということ。
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職場のネームバリューよりも、暮らしのペースを守ることが何より大切なんだということ。
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そして、世間で人気と言われる「パソコンに1日向き合う事務作業」は、実は自分には苦手なんだということ。
働く前は「私に何ができるんだろう…」と不安ばかりでしたが、実際に動いてみたことで、自分の「心地いい働き方」だけでなく「苦手なこと」までハッキリと分かりました。
この経験は、決して無駄なんかじゃありません。むしろ、これからの求職活動で「自分にぴったり合う仕事」を引き寄せるための、最高のステップ(大収穫)です。一歩を踏み出した自分に、いまは大きな拍手を送りたいと思っています。
これから社会復帰を目指すみなさんも、最初は「お試し」くらいの軽い気持ちで大丈夫です。まずは自分の心と体、そして大切な家族との暮らしを最優先にできる「優しい条件」から、最初の一歩を踏み出してみませんか?

